吉川さんのインタビュー掲載本の紹介。
“1960年代生まれのミュージシャンたちが語る人生の断片、そして希望。”
「40歳問題 年をとるのも悪くない」
一志治夫(いっし・はるお) /著
朝日新聞出版/出版
2009年10月30日 第1刷発行
「週刊朝日」に掲載されたものを加筆・修正したもの。
以下目次より名前と見出しです。
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・今井美樹 年を重ねて身軽になってきた
・大沢伸一 僕がまたくさびを打っていけばいい
・吉川晃司 戦意喪失しちゃダメだ
・杏子 年齢を認識しつつエンジョイしなきゃ
・斉藤和義 格好つけても無駄、楽しむしかないな
・桜井秀俊 誰も降りていないビーチを発見できたら最高
・つんく♂ 世の中は、みんなで歌える曲を待っている
・浜崎貴司 俺は50で死ぬというイメージをしてやろう
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「戦意」って字が異彩を放ちますなあ。
裏表紙
吉川さんのインタビューは写真を含め計35ページ!
ただし、字が大きいのですぐに読めます。
内容は子供の頃から、中学・高校、デビューにあたっての話。
水球やバンド、オーディション、デビューからナベプロ独立、COMPLEXそして本当に痛い目にあった話、無念を抱えた話、三国志、織田信長や岡本太郎にも言及。役者の仕事をやるのは音符のこやし。
インタビュー時点での吉川晃司の半生を駆け足で辿ることもできる内容。
自分の歪な性格がモノを作る上では好都合だと言い切る彼。
プライベートスタジオに篭ることになった話は笑ってしまいました。なんと頑固なお人よ!
僕にとって印象深いのは珍しくハードディスクレコーディングの過去作のクオリティーについての話です。当時のインタビューでは「これからはハードディスクレコーディングの時代だ!」みたいなことを言っていましたが、実際止むに止まれぬ部分でも色々な事情があったんだなと。
吉川さんだけでなく他のミュージシャンの方々のインタビューも興味深い内容の一冊です。
「逆境はチャンス」と思う方におすすめ。
Oh Yeah!!